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鹿児島ウイスキー復活!32年ぶり本坊酒造が津貫に新蒸留所

鹿児島ウイスキー復活!32年ぶり本坊酒造が津貫に新蒸留所

本坊酒造南さつま市津貫(つぬき)にて、32年ぶりに日本最南端となる鹿児島ウイスキーを復活。
津貫蒸留所は、すでに全国ウイスキーフリークのブログや地元紙により紹介されていますが、遅ればせながらBarBILBAOブログもチラッと。
本坊酒造から聞いた話を簡単に。
左近のジャパニーズウイスキー需要の急激な伸びを受け、数年後には生産が追いつかない状態が予想されることから本格的なウイスキー蒸留所新設の運びとなった。また、折角ならオリンピックにも焦点を合わせ2020年には、鹿児島発のウイスキーが発売できればと2016年11月蒸留開始を予定。
蒸留釜は初留が玉ねぎ型で再留釜がストレート型、これはリッチテイストを意識。
ビジターセンターは、津貫工場敷地に今はだれも住んでいない本坊邸があり、ちょっとした和風庭園もある。世界からの来訪者に楽しんでもらえるよう、ここをどうにかできないか?検討中。
それと、屋久島にもウエアハウス(貯蔵庫)があり、駒ヶ岳蒸留だが津貫エイジングと屋久島エイジングはもう始まっている。2016年からそれぞれのエイジングは発売できる。さらには、麹もいろいろ試しているしピート麦芽も蒸留を始めているので、将来は多彩なブレンドが可能となる予定 ・・・ ・・・ だそうです。

なるほど・・・気候的に鹿児島津貫は盆地で寒暖が大きく、屋久島は雨が月35日降ると言われる多湿、信州で長熟にも対応。
さらに津貫では、麦焼酎熟成樽も試しており、岡さんのブログで『モーレンジもここまでやりませんよね・・・。』と書いていたのはウケた。



現在、日本全国でウイスキー製造を加速させている会社は6つ。
既存のウイスキー蒸留所は、北より余市, 宮城峡, 秩父, 白州, 富士御殿場, 山崎, マルス信州, 江井ヶ島の8か所に加え、知多は含まず近年には14か所稼働となる。

  • 北海道厚岸町(堅展実業)2016年蒸留開始
  • 福島郡山市(笹の川酒造)試験蒸留をすでに開始
  • 茨城那珂市(木内酒造)試験蒸留をすでに開始
  • 静岡市(ガイアフロー)2016年蒸留開始
  • 岡山市(宮下酒造)2011年蒸留開始
  • 鹿児島加世田津貫(本坊酒造)2016年蒸留開始

中でも本格的なのは、厚岸, 静岡, 津貫の3箇所。



国内では、2014年秋から“まっさん”が始まりウイスキーがスポットを浴びるなんて前代未聞!・・・と喜んでいたら、海外では2015年8月、上海のオークションでジャパニーズウイスキーが一番の注目を集め軽井沢50年がなんと1400万円という最高値で落札、NHK19:00のニュースで流れたのは記憶に新しい。
また、ジム・マーレイが編纂する“ウイスキーバイブル2015年”で“シングルモルト山崎 シェリカスク2013”が97.5点という最高得点をマーク。
あれよあれよという間にジャパニーズウイスキーは世界中から最も注目されるまでになった。
鹿児島で作ったものが通用するのか?と、斜に見た自称ウイスキーフリークの意見も偶に聞くが、インドのアムルットなんて平均気温が夏場は32度となる特殊な環境でのエンジェルシェアは驚くべく10〜16%にもかかわらず、フュージョンは“ウイスキーバイブル”で驚異の97点を獲得。
また、鹿児島より赤道線に近い台湾カバラン蒸留所の大成功はだれもが知るところ。
ウイスキー市場は、長熟でなくてもいい仕事に反応するんだね。
国内のウイスキー製造業界は技術交流会も活発に行っているらしく、経験が浅い後発蒸留所も急速にレベルを上げてくるでしょう。
数年前まで、地元鹿児島がウイスキー生産地になると思ってもみなかったので、メチャメチャ楽しみ。
ビジターセンターがオープンしたら、またキチンと見学に行ってブログアップします。
by Bar BILBAO