『我がモヒートはボデギータ、我がダイキリはフロリディータ - My Mojito in la Bodeguita My Daiquri in la Floridita Ernest Hemingway.』と残した、文豪アーネスト・ヘミングウェイ。
1940年、彼はキューバの首都ハバナに住み始め、カテドラル広場に程近いラ・ボデギータ・デル・メディオというレストランに通っており、その言葉が直筆でラ・ボデギータ・デル・メディオに飾られています。
モヒートの歴史は海賊の登場に由来するなど、とても古い歴史を持っていると言われています。
一言で語れないモヒートの由来はまた別の機会にレポートするとして、今回は、クラシカルなモヒートを紹介します。
クラッシックモヒート
モヒートは、BARの個性が出やすいカクテルだと考えています。
汎用のレシピ通りに作っても、今一、と感じるのは私だけでしょうか?
- ミントの葉っぱを、通常レシピの2〜3倍くらいわんさか入れ、ペストルで香りがたつ程度に軽く潰します。
- 砂糖を入れると通常レシピにはありますが、砂糖は使わず代用品を後程使用。
- ミントリキュールを 1tsp 加えます。
- シャープなキレのいいラムを選びます。
由来や発生から考えるとバカルディもしくはハバナクラブ3年が妥当。 - ライムは1/12カットにしたライムを3〜4つをギューっと搾ります。
- ソーダを適量入れると通常レシピにはあるが、BarBILBAO はジンジャーエールを適量(60ml程度)。
これが砂糖の代用品ですね♪ - ストローは清涼感を出すためブルーの単色。
モヒートに入れる氷は、Barビルバオではミストですが、氷を包丁で削って、カキ氷っぽく仕上げるお店もあります。
カクテル1杯にスゴイ手間隙かけてもらって、非常に満足します。
Barビルバオもスライサーを使い、荒めのカキ氷で何度か試しましたが、作業の段取りが悪いのか?どうしても水っぽくなるので、Barビルバオはやりません。
決してそのようなお店を批判しているわけでなく、こだわりのベクトルが違うということです。
ミストは粒が小さく表面積が大きいので、作業が鈍いと見る見るうちに氷の温度が上昇します。
作業は迅速に行います。
モヒートの参考書
Margarita Martini Mojito
モヒートの参考書は多い中、この本は斬新です。
他のカクテルの紹介もありますが、アメリカならではの発想でいろんなバリエーションが参考になります。
本文は英語ですが、写真が多いのと肝心なレシピは読むことがたやすいので、作品をトレースするだけなら問題ありません。
by Bar BILBAO