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ブラドノック蒸留所 - BLADNOCH Distillery


スコットランドで最も南に位置するブラドノック蒸留所はバーンズ・カントリーの南、ウィグタウンの外れにある。
名前からおわかりの通り、かのロバート・バーンズゆかりの地。
温暖な気候のせいか、蒸留所のそばにある樫の森には、非常に珍しい野生のランが自生しており、植物学上も貴重な森であるという。
廃盤になった、UD社花と動物シリーズにはこの野性のランが描かれていた。



創業は1817年。
ジョンとトーマスのマクレーランド兄弟の創設だが、2人は地元の農夫で、農閑期の冬季だけ操業であった。
1930年代までは農家の副業的な操業が続けられたが、その後、何度かオーナーが変わり、1938年から1956年までクローズ。
操業が再開され有名になったのは、アーサー・ベルズ社が買収した1983年以降のことである。
現在のオーナー - レイモンド・アームストロング氏は休日用の家を探し、1994年、この閉鎖されたブラドノックを購入した。
そして
『建物は本来の目的の為に再び使うべきである』
と言う考えから、1999年から操業を再開したと言う話。
その後、2000年にUD社から年間10万リットル(約250,000本)の生産の許可を得て、生産を再開させた。



アームストロング氏はウイスキーへ情熱を傾け、ウイスキースクールを開校するなどウイスキーの素晴らしさを多くの人に伝えるべく活動している。
彼が選んだボトルは、ブラドノック・フォーラムと呼ばれる会員に向けて販売されており、今までにカリラやクラガンモアなどもボトリングされている。
ブラドノック・フォーラムは各国のウイスキー愛好家が意見を交換する場所で、現在の会員数は約1,000人。
大手企業が所有している蒸留所と比べ、ブラドノックは個人経営の蒸留所なので小回りが利く。
もともと製麦棟だったところを改装し、ミュージシャンなどに貸し出したり、蒸留所の敷地を流れる酒名であるブラドノック川沿いの敷地をキャンプ場として開放したりと、観光客を呼び込むこととビジターセンターの設備などにも力を入れている蒸留所。



温暖な気候のせいかデリケートで豊かな香りとコクがあり、しっかりとしたボディーを持っている。
評論家マイケルジャクソンの採点では、8年, 10年ともに 85点と、ローランドではオーヘントッシャンに並ぶ高得点。
ローランドのウイスキーとしては骨太でビッグ、うまい!の一言に尽きる。
by Bar BILBAO


ブラドノック 引用文献