最近のシングルモルト価格高騰は目を見張るものがありますね。
しかし、相当高品質と思われるものや世界のコレクターがほしがるようなものまで Bar BILBAO でも手の届く範囲でしたから、ものによっては安すぎたのかもしれません。
Bar BILBAO がそうであるように、過去の価格に懐かしがってばかりいたらあっという間に置いていかれるでしょう。
ただ、シングルモルトそのものが手の届かないところへ行ってしまうというのも考えづらいです。
蒸留所側もスタンダードはショートエイジを工夫してコストを抑えていくはずだし、世界中で蒸留所建設ラッシュも過熱しています。
しかし一方で、70年代や80年代のビッグヴィンテージといわれるモルトはトンデモナイ高値が付き、また70年代というだけで相当な価格がついていくでしょう。
過去60年代も高値で取引されていましたが、それとは比べ物にならないくらい価格は上昇していくはず・・・。
一部の金持ちしか飲めないモルトとなっていくのです。
需給がひっ迫しそうなモルトを購入前から嗅ぎ分けるには、経験と情報収集が必要でした。
これからもそれは変わらないでしょうが、需要と供給のバランスによる価格推移は今まで以上にハッキリしていくでしょう。
モノによってはもう手の届きづらいところへ価格高騰していますが、しかし、まだまだマイナー蒸留所や目の付け所は残されていると思います。
そのようなことが面倒で、手っ取り早く注目を集めるモルトを飲みたい方や王道にしか興味を示さない方は、高騰した後に高いお金を払うしかありません。
タイトルに話を戻します。
Bar BILBAO にも注目に値するシングルモルトがいくつかありますが、最近特に目立ってスゴイのは“軽井沢”でしょうね。
“軽井沢”は全体的に価格上昇していますが、中でも際立っているのは“軽井沢 1995 16年 信濃屋プライベートカスク 5th記念”で流通価格は170,000円程度 ・・・ 2年でなんと13倍以上の高騰( ゚Д゚)
“軽井沢16年”は、最近ヤフオク!で取引がありました。
次いでスゴイのは“軽井沢 1981 31年 信濃屋プライベートカスク 5th記念”は、235,000円前後( ゚Д゚)
これら2本を時価とし、1本20杯で計算すれば ・・・
“軽井沢16年”は8,500円、“軽井沢31年”は11,700円。
Bar BILBAO で抜栓したモルトでは、“軽井沢31年”が一番高いモルトとなります。
世界が注目するモルトをいち早く低価格でというスタイルが、15年以上もウケないのは飽きました
(。-`ω-)
手っ取り早く注目を集めるモルトを知りたい方は時価原価でどうぞ。
しかし逆に、世界のコレクターがヨダレを垂らすモルトが時価といえど原価で飲めるとは幸せ者です。
“軽井沢16年”と“軽井沢31年”の2本は時価カテゴリー入り。
Bar BILBAO は、これからも世界が注目するシングルモルトから置いていかれ無いようまい進してまいります。
by Bar BILBAO