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パヒューミーは泡消剤の香り!?

周知のことですが、一応知らない人のためにおさらい。
シングルモルトでパヒューミーといえば、パッと80年代のボウモアを連想します。
香水を意味するパヒュームは、化粧品くさいとか石鹸をかじっているかのような香りがすると言われ、当時1990〜2000年前後ではボロカス酷評が多い中、逆に少数ながらファンもしっかり存在。
2005年くらいからは懐かしがられ、2008年くらいともなるとすっかり市民権も得ています。
変な味ばかりだと忌み嫌われるが、美味いモルトが多くなると、逆に変な味もよく思えてしまうものでしょうか(*^。^*)



先日ゲストから面白い話を聞きました。
『ボウモアのパヒューミーは泡消剤の香りらしい。』と。
ボウモアの暗黒時代といわれる時期に、醸造過程で出る泡の処理が面倒だと泡消剤を使っていたというのです。
で、サントリーからモリソン・ボウモア社が1989年に資本参入を受けてから1994年の買収されるまでの間に、いいウイスキーを作るべくすべての工程を見直すと同時に、蒸留所内の衛生改善と泡消剤の使用を一切禁じたそうです。
2010年に発売になったテンペストや近年のボウモアなど、新時代到来とまで言われていますから辻褄は会います。
裏が取れない以上鵜呑みにはできませんが、面白い話ですね。
それとも、業界では常識で私が無知だっただけなのでしょうか?
あと、ボウモアはサントリーから資本参入を受けてから徹底的な清掃を行いパヒューム香は消えた・・・という人もいます。



ところで“美味しんぼという漫画で、サントリーよりもニッカウィスキーの方が優れている!?
たしか70巻だったような・・・。
ベストアンサーに一票(笑)
by Bar BILBAO


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