先月から今月にかけてほしい商品が次々と発売になり、贅沢しているつもりは無いんですが購入資金には苦労します。
今回の入荷情報は “オクトモア /2_140” !
2nd ですね。
セールスコピーは、極限のピートとブルイックラディの華やかさが出会い、 『ベルベットの手袋の中の鉄の拳』 と書かれています。
前回 1st リリースは、フェノール値 131ppm でしたが、今回は 140ppm とさらに強力。
140ppm ともなればどのような香りや味になるのか?想像ができませんでしたが、一度飲んでみるとアードベッグ・スーパーノヴァとは一味違った表情が Bar BILBAO 取って置きの一本になりました。
『香りはどこまで強力なのか?』 と、変な期待を持ちながら抜栓してみると至って静か ・・・ 。
当然、あたりには独特なヨード香に包まれますが、上品さを備えた非常にスイートな香り。
懲りずに今度は味に変な期待をしつつ、口に含んでみますとこれまた穏やか ・・・ 。
スーパーノヴァの場合、まず口に含んでみるとフルーティーさが味覚を覆い、次の瞬間にヨード香やスモーキーが炸裂した記憶がありました。
オクトモアの場合、期待し過ぎたのだと思いますが、口に含んだ感じは強力なヨード香を感じず、花のような艶やかな香味と蜂蜜のような甘い香りがずっと残ります。
しかし、アフターで本領発揮!
ピートを炊いた煙を吸ったかのように、強力なヨード香とスモーキーが体の中から鼻腔を通り抜けていきます。
その余韻は驚くほど長く、甘さとヨード香がめまぐるしく口全体で楽しめました。
5年熟成 62.5% なのに、度数を感じず長期熟成のような片鱗もうかがえる、ブルイックラディ渾身のウイスキー。
5年なのに、少し高価なのが難点か ・・・ 。
しかし、これだけのパフォーマンスなので納得してしまう。
by Bar BILBAO