鹿児島モルトウイスキーラボ BarBILBAO

#鹿児島 #騎射場 Since1999

鹿児島ウイスキー新蒸留所名は、マルス津貫蒸留所

鹿児島ウイスキー復活!32年ぶり本坊酒造が津貫に新蒸留所
先日案内した日本最南端の鹿児島津貫ウイスキー蒸留所にて、4/17地鎮祭が行われた。
正式名称は “マルス津貫蒸留所”。
総工費5億、生産量は毎日600リットルの蒸留能力をもち、年間生産量10.8万リットルを目指す。
これはエドラダワー蒸留所が約9万リットルなので、スコットランド最少の蒸留所とほぼ同レベルとなります。
2016年11月から蒸留予定のマルス津貫蒸留所では、ピート麦芽の蒸留も行うがノンピートが主流となる・・・と本坊酒造。
これはトロピカルフルーツを意識しているからなのでは・・・と、勝手に勘ぐってみる。
ちなみに、2011年蒸留を再スタートさせた駒ヶ岳は、2011〜2014年まではピートモルトのみ蒸留。2015年蒸留からノンピートも蒸留開始。
これはもちろん本坊酒造の戦略。
そして、蒸留初期段階での乾麦(精麦)は外部委託だが、将来はフロアモルティングも取り入れ、×××も目指す。
×××は、人に言っちゃダメといわれた部分。



鹿児島ウイスキー復活!32年ぶり本坊酒造が津貫に新蒸留所
津貫蒸留所敷地内には、老朽化が進んだ高さ15mくらいのスーパーアロスパス蒸留機がそびえ立っているが、それをモニュメントとして残し津貫蒸留所のシンボルにするという。
やはりビジターセンターは、今は誰も住んでいない本坊邸が改修される模様。
まだ確定かどうかはわからないが、ビジターセンターでは、蒸留開始年のモルトウイスキーもいずれは発売する・・・カモ・・・。
もちろん津貫蒸留所限定販売。
2か月にも未たない創業ヴィンテージ、これは、逃すわけにはいかない!
毎週通わなければ・・・(;・∀・)

by Bar BILBAO


ウィスクイー・Theオーシャンズ, ラフロイグ 1997 18年

Whisk-e TheOcean's, LAPHROAIG 1997 18yearold

オーシャンズはブログ初♪
ウィスクイー・オーシャンズに限らず、日本オリジナルは情報が遅れます。
評価が耳に入るころは当然売り切れ。
海外向けが日本に入ってくる場合、入ってくるまでに海外サイトで情報が集まりますもんね。
でも今回は的を絞る時間はありました。
Whisk-e TheOcean's, LAPHROAIG 1997 18yearold,
Bourbon Barrel, 51.3%
Distilled 1997, Bottled 2015,
Cask No.62, 245本限定


巷で好評価を連発しているBBRと3Rのラフロイグ1997は、樽番号から推測すると同じディーラーでしょうか?
今回オーシャンズ・ラフロイグ1997もBBRコラボで樽番号#62とくれば、一連の仕掛け人はBBR社ダグラス・マクアイヴァー氏・・・かな。
全国のウイスキーフリークは知ってんだよね。
ただでさえ人気のラフロイグ、さらに注目ヴィンテージとくれば売り切れスピードが全然違う。
Googleサジェストが出てるという訳で、ダイナソー・ラフロイグ1997とオーシャンズ・ラフロイグ1997はビッグヴィンテージ入り。
価格は急騰したが、ラフロイグ90年代は今後ますます入手が難しくなるといわれています。
90年代で高スコア確実、モルトフリークが狙うモルトウイスキーは拾っとくのが正解。
鹿児島ウイスキーフリークの皆様、しかし、期待が膨らんでもスカということはよくありますので口にするまでは油断禁物。
by Bar BILBAO


オーシャンズ・ラフロイグ、ウィスク・イー テイスティングコメント

ウィスク・イーのオリジナルシリーズ“オーシャンズ”。
今回はあのBB&R(ベリーブラザーズ&ラッド)との初コラボで、タイプの異なる2種のアイラモルトをシングルカスク、カスクストレングスでボトリングしました。
ラフロイグ1997は、バーボンバレルで18年熟成。昔ながらのフロアモルティングを継承している数少ない蒸溜所で、強烈なピート香を有し、チャールズ皇太子が愛飲するシングルモルトとしても知られ、イギリス王室御用達に認定されています。
香りは18年の熟成によって、強烈なピートも程よく落ち着き、バニラ、そしてメロンやバナナのフルーツが広がります。
味はバニラクリームのたっぷり詰まったバナナクレープ、ホワイトペッパー、ヴィンテージシガー。アフターに塩気の効いたピートスモークが長く続きます。
18年という中熟期に差しかかり、程よく円熟したピートとフルーティな味わいのハーモニーが楽しめるアイラモルトです。


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鹿児島マルスウイスキー, ザ・モルトオブカゴシマ 迷蝶

MarsWhisky, The Malt of Kagoshima H.bolina

ザ・モルトオブカゴシマ 迷蝶 !!
あるご縁を頂き入手に至りました。
ありがたいことです m(_ _)m
MarsWhisky, The Malt of Kagoshima H.bolina 1984 25yearold,
Sherry Cask, 45%
Distilled 1984/05, Bottled 2009/10,
111本限定



マルスモルト迷蝶のラベルに、リュウキュウムラサキが描かれています。
また迷蝶とは、南の島に固有生息する蝶が台風などで運ばれ本州で発見される・・・そのような蝶を迷蝶というそうです。
まさか鹿児島熟成の樽が、台風で飛ばされ信州で発見された訳じゃないでしょうね。
“ザ・モルトオブカゴシマ”のデッドストックだそうです。
迷蝶にはシングルモルトと書いてある・・・。
なので、信州エイジングは無いと思う。ボトリングしてからのデッドストックでしょうね。
忘れられていたのか?故意にストックしていたのか?イマイチわかってないのですが、本坊酒造はスペック案内も作らず、HP掲載もせず、上得意に地域超限定品として卸したそうです。
また、500mlですが700mlでないのは本数を稼ぐためらしい。
そして、実際は70本程度しか市場には出回りませんでした。
1/3ほど社内販売されたからです。
九州限定とか?鹿児島限定とか?本州以上ではまず見かけないそうです。
まれに迷蝶がいるのかな(-。-) ボソッ
by Bar BILBAO


鹿児島マルスウイスキーコーナー作らないと

2015年末、軽井沢31年を注文する外人がいたが、声をかけるとあのステファンだ(@_@;)
ビックリしすぎてそれ以上しゃべれなかった orz
あとから本坊酒造の方に聞いたが、津貫蒸留所と屋久島ウェアハウスの視察で鹿児島に来たらしい。
鹿児島にウイスキー新蒸留所が出来るということは、国内外からウイスキーフリークが鹿児島に訪れることになる。
鹿児島マルスウイスキーの特設コーナーを設けないと(汗)
まずは“ザ・モルトオブカゴシマ 迷蝶”♪


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イチローズモルト秩父, オン・ザ・ウェイ2015

IchirosMaltChichibu, ON THE WAY 2015

BarBILBAOでは久々のイチローズモルト。
秩父蒸留所シングルモルトウイスキー第10弾♪
IchirosMaltChichibu, ON THE WAY 2015,
55.5%
Distilled 2008, Bottled 2015,
10700本限定



ジョーカーモノクロを飲んで、イチローズモルトが手掛けるミズナラ樽に悩殺されたBarBILBAO。
オンザウェイ2015にも、ミズナラ樽一樽が隠し味で入れられているそうです。
あの忘れられない感動を探し出すことができますかね〜。
オンザウェイ2015、アウトターン1万本以上と今まで最大の出荷数なのですが、半分の5千本くらいは海外に出荷され、なんと九州で取り扱い酒販店は鹿児島と大分の2店舗で36本だけとか
(@_@;)
飲食店を営まず、オンザウェイ2015を個人で入手できた方、恐れ入りますm(_ _)m
それにしても5000本ものオンザウェイ2015どこに消えたんでしょうね。
ところで、新たに偽造対策用セキュリティシールをボトルキャップに貼付され、このシールは一度はがすとVOIDという文字が出ますね。
by Bar BILBAO


オンザウェイ2015、ベンチャーウイスキー秩父プロモーション

2008年に操業を開始した蒸留所は、ゆっくりと、しかし着実に年月を重ねて、熟成庫にも時の香りがしっかりと満ちてきました。
今回オン・ザ・ウェイは、2009年から2012年までの個性豊かな原酒を選び、今ある秩父らしさを最大限に表現しました。
数十樽にも及ぶ原酒の中に、一樽だけ使用したミズナラの樽、その奥深い甘さと優しい木のぬくもりが、ブレンドにしっかりとした長い余韻と暖かさを与えてくれました。
深く穏やかな風味、ミントやレモンドロップのような爽やかさ。少し加水して更に広がる柔らかい甘さ。
それらの複雑な味わいを生かすために、アルコール分高め、ノンチルフィルター、ナチュラルカラーでボトリングしました。
時間とともにゆっくりと変化する秩父の今を、ぜひお楽しみください。


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マッカラン12年は味が変わった?

MACALLAN Edition No1 48%

マッカラン12年を6本購入したのですが、なんだか明らかに色の違うのが1本紛れている・・・。
なんだろ〜?平行かな??と裏書きを見てみると、色の薄いマッカランには“サントリースピリッツ”、色の濃いほうには“サントリー酒販”が刻印。
サントリーの事業内容の変更に従い、2015年より“サントリー酒販”から“サントリースピリッツ”へ社名変更しましたが、マッカランの中身までいじってくるとは思ってませんでした。
つまり、新しいマッカラン12年に旧バージョンが1本混ざっていたのです。
マッカランが変わった・・・と、誰か言ってましたがこういうことでしたか・・・。



全然気が付きませんでした orz
飲み比べると、色の薄いサントリースピリッツのほうがドライフルーツのような濃厚感が薄れている・・・しかし、バニリン様までボケているわけではない。クリーミーをより感じる?
以前のフルモデルチェンジのような落胆感はありませんが、リッチからクリアにシフトした感じ。
ラベルやボトルの形を変えたモデルチェンジは今まで幾度も経験しましたが・・・しかしよく見ると、なんだかラベルの紙厚が薄くなっており白みが増している。
写真では判りにくいけど、左が旧サントリー酒販、右が新サントリースピリッツ。
和紙っぽく金文字の発色がよく・・・そして全体的に文字ピクセルが大きくなり、マッカランハウスも大きく目立った分“MACALLAN”が若干下がっている。
この違いに気付く人は少ない気がするけど。
それとも知らんかったのは私だけ・・・とか・・・(-_-;)
by Bar BILBAO



今回は自宅で昼に見たから気付きましたが、BarBILBAOに直接配達されると暗いので・・・オフィシャルほとんど飲まないし・・・と言い訳してみる。
この分だとマッカラン18年など他のも変えてるでしょうね。
これは氷や水で割ることが多い日本向けだけなのでしょうか?
両方とも機会を見つけ確認してみたいと思いますが、とりあえず鹿児島ウイスキーファンの皆様、マッカラン12年ならビフォア・アフター両方置いときます。


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マッカラン・エディションNo.1 48%

MACALLAN Edition No1 48%

マッカラン・エディションNo.1
2月に購入してましたが・・・全世界で6万本程度でしょうか?国内入荷2500本限定。
パッケージに樽のことが念入りに書かれています。
ラベルにもチラッと樽のことが書いてます。ボブが選んだ樽なのだ・・・って。
ラベル記載 “C8.V130.T19.2015-001” のコードですが、C8=カスクタイプ8種類, V130=130樽バット, T19=カラーコードTINT19番, 2015=ボトリング年, 001=エディションナンバー。
評価に関して海外サイトでは厳しい意見が目立ちますが、スコア平均85pointでパフォーマンスはいたって普通といったところでしょうか。
マッカランが新シリーズ出した割には・・・ということでしょうね。



あっという間に各酒販店売り切れでしたが、転売目的が相当いるようでヤフオクで結構な数が出品されています。
ウットオシイ連中には違いないですが、連中のおかげで裁定取引が働き、誰もが需給バランスを一瞬で共有できる。
逆に、BarBILBAOが逃したモルトなどその情報網に感心します。
by Bar BILBAO


マッカラン・エディションNo.1、サントリープロモーション

今回は、「ザ・マッカラン」が所有する多彩な樽原酒をヴァッティングした限定ウイスキーの第1弾として、8種類の樽タイプの原酒を計130樽ヴァッティングした「ザ・マッカラン エディション No.1」を数量限定新発売します。
ヨーロピアンオークを使用した「バット樽」やアメリカンオークを使用した「パンチョン樽」など8種類の樽タイプの原酒を計130樽ヴァッティングしました。オレンジやドライフルーツを思わせる香りとスパイシーな味わいが特長で、長く余韻が続きます。


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鹿児島ウイスキー復活!32年ぶり本坊酒造が津貫に新蒸留所

鹿児島ウイスキー復活!32年ぶり本坊酒造が津貫に新蒸留所

本坊酒造南さつま市津貫(つぬき)にて、32年ぶりに日本最南端となる鹿児島ウイスキーを復活。
津貫蒸留所は、すでに全国ウイスキーフリークのブログや地元紙により紹介されていますが、遅ればせながらBarBILBAOブログもチラッと。
本坊酒造から聞いた話を簡単に。
左近のジャパニーズウイスキー需要の急激な伸びを受け、数年後には生産が追いつかない状態が予想されることから本格的なウイスキー蒸留所新設の運びとなった。また、折角ならオリンピックにも焦点を合わせ2020年には、鹿児島発のウイスキーが発売できればと2016年11月蒸留開始を予定。
蒸留釜は初留が玉ねぎ型で再留釜がストレート型、これはリッチテイストを意識。
ビジターセンターは、津貫工場敷地に今はだれも住んでいない本坊邸があり、ちょっとした和風庭園もある。世界からの来訪者に楽しんでもらえるよう、ここをどうにかできないか?検討中。
それと、屋久島にもウエアハウス(貯蔵庫)があり、駒ヶ岳蒸留だが津貫エイジングと屋久島エイジングはもう始まっている。2016年からそれぞれのエイジングは発売できる。さらには、麹もいろいろ試しているしピート麦芽も蒸留を始めているので、将来は多彩なブレンドが可能となる予定 ・・・ ・・・ だそうです。

なるほど・・・気候的に鹿児島津貫は盆地で寒暖が大きく、屋久島は雨が月35日降ると言われる多湿、信州で長熟にも対応。
さらに津貫では、麦焼酎熟成樽も試しており、岡さんのブログで『モーレンジもここまでやりませんよね・・・。』と書いていたのはウケた。



現在、日本全国でウイスキー製造を加速させている会社は6つ。
既存のウイスキー蒸留所は、北より余市, 宮城峡, 秩父, 白州, 富士御殿場, 山崎, マルス信州, 江井ヶ島の8か所に加え、知多は含まず近年には14か所稼働となる。

  • 北海道厚岸町(堅展実業)2016年蒸留開始
  • 福島郡山市(笹の川酒造)試験蒸留をすでに開始
  • 茨城那珂市(木内酒造)試験蒸留をすでに開始
  • 静岡市(ガイアフロー)2016年蒸留開始
  • 岡山市(宮下酒造)2011年蒸留開始
  • 鹿児島加世田津貫(本坊酒造)2016年蒸留開始

中でも本格的なのは、厚岸, 静岡, 津貫の3箇所。



国内では、2014年秋から“まっさん”が始まりウイスキーがスポットを浴びるなんて前代未聞!・・・と喜んでいたら、海外では2015年8月、上海のオークションでジャパニーズウイスキーが一番の注目を集め軽井沢50年がなんと1400万円という最高値で落札、NHK19:00のニュースで流れたのは記憶に新しい。
また、ジム・マーレイが編纂する“ウイスキーバイブル2015年”で“シングルモルト山崎 シェリカスク2013”が97.5点という最高得点をマーク。
あれよあれよという間にジャパニーズウイスキーは世界中から最も注目されるまでになった。
鹿児島で作ったものが通用するのか?と、斜に見た自称ウイスキーフリークの意見も偶に聞くが、インドのアムルットなんて平均気温が夏場は32度となる特殊な環境でのエンジェルシェアは驚くべく10〜16%にもかかわらず、フュージョンは“ウイスキーバイブル”で驚異の97点を獲得。
また、鹿児島より赤道線に近い台湾カバラン蒸留所の大成功はだれもが知るところ。
ウイスキー市場は、長熟でなくてもいい仕事に反応するんだね。
国内のウイスキー製造業界は技術交流会も活発に行っているらしく、経験が浅い後発蒸留所も急速にレベルを上げてくるでしょう。
数年前まで、地元鹿児島がウイスキー生産地になると思ってもみなかったので、メチャメチャ楽しみ。
ビジターセンターがオープンしたら、またキチンと見学に行ってブログアップします。
by Bar BILBAO